2023年1月20日 : 「第4回米産業懇話会」のご案内
昨年から開催しております米産業懇話会(第4回)を下記により開催しますので是非ご参加ください。
今回は、「米に市場は必要か」をテーマとし、シンポジウム形式で行います。講師は、次の方々を予定しております。
① 神奈川県の米卸売販売業者の千田法久社長
② 米など農産物のマッチングをされているグレインSP八木俊明会長
③ 学識経験者として元農林水産省消費安全局長の今城健晴氏
米市場の整備は江戸時代から始まり、明治、大正時代や昭和の初期までは活発な取引が行われていましたが、戦時体制に入って米が統制物資として管理されるようになり、縮小・廃止された歴史をたどってきました。
特に、昭和17年に制定された食糧管理法により政府が直接管理するようになって、その存在は皆無となり、米の国家管理は、米需給が緩和され、過剰時代になってもその政策は継続されてきました。
1990年(平成2年)にようやく価格形成機構が発足し、自主流通米価格形成センターとして現物取引が本格的活動を始め、「食糧法」になって法制化されましたが、2004年(平成16年)の法改正(改正食糧法)の下で、義務上場がなくなったため、2011年(平成23年)には姿を消しました。
一方、その年には「先物市場」が試験上場として認可され、先物と一部現物が市場取引されますが、こちらも2021年の本上場申請の不認可で姿を消しています。
与党からの要請により、現在、政府部内において現物市場の検討が行われていますが、民間・実業レベルでの検討も必要と考えています。当日は米市場の意義や役割などについてそれぞれのお立場から発言していただく予定です。
時節柄、ご多忙のこととは思いますが、是非、多くの方々のご参加をお待ちしております。なお、新型コロナ感染症予防のため、定員制限をいたします。
1 日時:令和5年2月3日(金)10時~12時
2 場所:明治薬科大学 剛堂会館第2会議室(1階)
〒102-0094 千代田区紀尾井町3番27号
3 定員:先着80名
4 会費:2,000円(資料代含む)
5 申込先:一般財団法人農政調査委員会のメールアドレスまで
E-mail: info@apcagri.or.jp (竹井) 松本裕志
Tel: 03-5213-4330 Fax: 03-5213-4331