2023年12月14日 : 「第11回米産業懇話会」のご案内
師走の候 皆様方におかれては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
「米産業懇話会」は、我が国の水田農業・米産業の存立条件と課題を様々な立場と多様な意見をもつ有識者、業界関係者の参加による自由な議論の場としています。
第11回は農政調査委員会で実施した日本酒製造企業への実態調査をもとに、2023年11月に刊行された『日本の農業260-261』の報告会を行います。
テーマは、「日本酒産業の新展開―原料調達から地場流通・輸出まで―」です。近年、日本酒産業は農業参入による原料調達や、海外への輸出といった注目すべき動きが見られます。日本酒産業の振興は、米・米加工品の消費・輸出増加に結び付き、有効な食料自給率向上策でもあります。
時節柄、ご多忙のこととは思いますが、是非、多くの方々のご参加をお待ちしております。
第11回「日本酒産業の新展開―原料調達から地場流通・輸出まで―」
総合司会 大仲克俊(岡山大学)
第1報告「日本酒(清酒)産業の構造変化と農業参入」大仲克俊
第2報告「日本酒(清酒)製造企業の競争構造と経営戦略」
佐藤奨平(日本大学)
第3報告「日本酒(清酒)輸出の市場構造と企業行動」西川邦夫(茨城大学)
コメント 吉田俊幸(農政調査委員会)
報告を踏まえて、日本酒産業の動向と課題について質疑・討論をします。
1 日時:令和6年2月5日(月) 13時~16時
2 場所:日本農業研究所会議室(1階)
〒102-0094 千代田区紀尾井町3番29号
3 定員:先着50名(リモート参加も可、事務局にご相談ください)
4 会費:2,000円(資料代含む)
5 申込先:一般財団法人農政調査委員会(竹井,吉田)
E-mail: info@apcagri.or.jp Tel: 03-5213-4330 Fax: 03-5213-4331
なお、第1回~6回の記録は『米産業・水田農業の動向と将来展望』(『日本の農業259』)として刊行しています。
第7回は「農地・農業を守る直接支払い制度 -EU、スイスの農政にみる階」(平澤明彦氏 農林中金総合研究所)、第8回は「米産業の未来にかけた挑戦の足取りと将来展望」(針原寿朗氏 元農水省農林水産審議官)、第9回「中山間地域の存立条件と課題」(橋口卓也氏(明治大学)及び「農村政策の方向性をどう考えるか」(安藤光義氏(東京大学)、第10回は「ヨーロッパでの農村・環境問題とEUの農村・環境への支援、直接支払い」(和泉真理・日本協同組合連携機構客員研究員)による報告と討論でした。第7回~10回の記録は、近刊予定。