短報・コラム:[紹介事例・関連イベントのご案内]
“プラットホーム「牧の文化再生―牧のある地域暮らしをデザインする―」”
筆者も関わっている嶺岡牧再生活動の一環として、プラットホーム「牧の文化再生―牧のある地域暮らしをデザインする―」が下記の通り全3回にわたって開催されます。このプラットホームでは、千葉県の歴史個性である江戸幕府直轄牧を活かした魅力的な地域再生の実現方法を、参加者の皆さんと一緒に考えていきます。
牧の文化再生を梃子とする地域の持続的発展には、1.牧の自然再生、2.牧の歴史文化再生、3.牧を活かした地域暮らし再生を三位一体で進めていくことが不可欠であると考えられます。そこで、この三つを活動のホームとしてゆくことが企図されました。
なかでも嶺岡牧が「日本酪農発祥之地」であることを考慮すれば、こうした取り組みは、歴史性を活かした農山漁村地域再生を、農林水産省などを中心とする国の政策の中にしっかりと位置づけていくうえでのモデルケースになり得ると考えるものです。「地域再生のすすめ方」を提示しようとする今回のプラットホームの試みは、日本では手法も研究も不足しているため、極めて先駆的・戦略的な取り組みであると言うことができます。
参加費は全3回《無料》です。お申し込みは、千葉県酪農のさと(下記)までお願いいたします。
記
■第1回 牧の自然再生ホーム (千葉県酪農のさと:イベント情報)
【日時】2013年7月20日(土) 13:00~16:00
「房総半島の生い立ちと嶺岡山地の地質」 高橋 直樹(千葉県立中央博物館)
「牧の生態系と生物多様性保全」 浅田 正彦(千葉県自然保護課)
■第2回 牧の歴史文化再生ホーム
【日時】2013年10月6日(日) 13:00~16:00
「八代将軍吉宗と嶺岡の白牛酪」 渡辺 誠(名古屋大学名誉教授)
「徳川吉宗と房総の牧」 吉岡 孝(國學院大學准教授)
■第3回 牧を活かした地域暮らし再生ホーム
【日時】2014年2月23日(日) 13:00~16:00
「『歴史遺産』を活かして地域を元気にする―神奈川県津久井城での試み―」 近藤 英夫(東海大学教授)
「嶺岡地域再生のジレンマ・課題と展望」 糸長 浩司(日本大学教授)
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【場 所】千葉県酪農のさと酪農資料館 南房総市大井686 国道410号線沿い
【定 員】50人(先着順) ※参加費無料
【申込み】千葉県酪農のさと Tel 0470-46-8181(担当 牛村)
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(研究員・佐藤奨平)