2024年11月21日 : 12月13日開催 第16回米産業懇話会・第5回米先物取引に関する情報交換会のご案内
菊花の候、益々ご清祥の段、お慶び申し上げます。
ところで、平成の米騒動は凶作が主な原因であり、食管制度の廃止につながりました。令和の米騒動(と価格高騰)は、作況が平年作であり、「(その要因は)供給を抑え米価の維持を優先する従来型の農業政策、(つまり生産調整政策)にある。「いまこそ政策をみなおす好機」(日経新聞9月2日)、生産調整政策から「価格は市場で、所得は経営政策へ」の転機になることが期待されます。
米の価格は、過去最高の高値が続く一方、スーパーでの販売数量は、大幅に前年同月比割れが続いています。一方、SBS米の完売、スーパー等での外国産米の販売等、国産米離れが懸念されます。また、米の価格・消費動向が不透明のもとで、来年産の米作付、加工用米や輸出米の確保が難しい状況に直面しています。その面では、来年の10月の先物価格が注目されます。
今回の「米産業懇話会」と「米先物取引に関する情報交換会」は「再生協研究会」の参加を得て、合同で、「令和の米騒動、価格高騰を総括し、来年産の展望」のテーマで農水省、各参加者からの実態報告に基づく議論を通じて、来年産の見通し、今後の米産業・水田農業についての課題を共有することを期待してます。
第1報告は、農水省より生産調整の実施状況等について、
①「水田の畑地化に対応した新たな水田管理に係る調査結果について」
(農林水産省農産局企画課水田農業対策室 係長・千場裕太)
②「2024年産米の作付状況と収量見通し」
(農林水産省農産局企画課水田農業対策室 係長・湊 淳)
第2報告は、米の消費・価格動向についての各種統計や実態についての報告とコメントです(先物価格や国産米銘柄価格表も含みます)。
第3報告は、各業界・産地からの流通や価格動向(先物取引を含む)についての実態報告と提言です。
第4報告は、来年産の作付等の産地の動向及び懸念される加工米、輸出米等の確保についてです。積極的な参加者と積極的な意見と提言及び先物取引への期待を議論したいと思います。
1. 日時:令和6年12月13日(金) 13時30分~16時30分
※年末なので、終了後に懇親・情報交換会を計画しています
2. 場所:日本農業研究所会議室(1階)
〒102-0094 千代田区紀尾井町3番29号
3. 定員:先着50名(会場参加者、リモートも可)
4. 資料代:2,000円
5. 申込先:https://forms.gle/EaKqMPezjxrxREGL6
(QRコードからもアクセスできます)
E-mail: info@apcagri.or.jp (竹井、吉田)
Tel: 03-5213-4330 Fax: 03-5213-4331