のびゆく農業:No.1001:共通農業政策改革の青写真
■原題:
・The European Commission proposes a new partnership between Europe and the famers(「欧州と農業者のパートナーシップ」)
・CAP Reform―an explanation of the main elements―(「共通農業政策改革―主要改革についての説明―」(MEMO/11/685))
■発行:2011年12月10日
■解題:安藤 光義→解題等(PDF)を読む(本編の一部を無料でご覧頂けます)
■翻訳:安藤 光義
■ページ数:34p.
■対象:EU
■在庫:あり
■目次:
- 解題…2
- EU委員会プレスリリース:EU委員会の提案「欧州と農業者のパートナーシップ」…19
- 共通農業政策改革―主要改革についての説明―…23
- 1 直接支払い…23
- 2 市場管理の仕組み…29
- 3 農村開発政策…30
- 4 さらなる新しい政策的要素…34
■解題より:
2011年10月12日にEU委員会から2013年以降の共通農業政策改革のプランが公表された。このプランは2010年11月18日に公表された政策文書(拙稿「本格化する2013年以降のCAP改革をめぐる議論」のびゆく農業993-994号を参照)をより具体化したものであり、共通農業政策改革の青写真といえる。ここで訳出して紹介するのは、EU委員会のプレスリリースであるThe European Commission proposes a new partnership between Europe and the famers「欧州と農業者のパートナーシップ」と、その内容に関するメモ(MEMO/11/685)であるCAP Reform―an explanation of the main elements―「共通農業政策改革―主要改革についての説明―」の2つである。
解題では最初にEU委員会による公式の説明を、プレスリリースに添付されていた図を用いて簡単に示した後に、それに対するEU加盟各国のスタンスや農業団体・環境団体の評価などをごく簡単に示すことにしたいと思う。リスボン条約の発効によって最終的な改革案の決定に対しては農相閣僚理事会だけではなく、EU議会も大きな影響力を与えることができるようになったため、これまで以上に各種団体の意見の重要性は増していると思われ、それがこの改革案にも反映されていると考えられる。
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